黒いお米トルコで発売へ
2010年02月17日付 Zaman 紙

中国を発祥とし、イタリアでごく少量が生産されている黒い米が500グラム単位でトルコの市場に登場した。

米販売のセゾン社によってトルコに輸入された「黒い米」は3.5~4ユーロで取引された。セゾン社のメフメト・エルドアン会長は記者会見で、新しい製品である「黒い米」が実は何世紀も前から消費されてきた食品であることを説明し、食物繊維とミネラルが豊富なことで注目される「黒い米」を500グラム単位で発売を開始したと発表した。エルドアン氏は、「黒い米」がイタリアで「サピセ」という名称で特別な生産共同組合の管理下で、商標と共に与えられる生産許可によって生産されており、セゾン社がトルコでの販売権を取得したと強調した。

また下記のように話した。「黒い米は栄養価が高く、特にマグネシウムと鉄分を多く含んでいる。食物繊維やミネラルも豊富なことから、ベジタリアンや純菜食主義者(ヴィーガン)の人々の間でよく知られた食べ物のひとつである。この米の中でも世界で最も有名な種類は「禁じられた米」とよばれているものである。一説によると、昔、栄養価の高さと稀少性から中国で皇帝たちや貴族以外は食べることが禁止されたことから、「禁じられた米」として知られるようになったという。」

エルドアン氏の話によると、中国から移民した家族がイタリアで黒い米を作り始めたのが始まりで、その後ニッチな産物として徐々に市場で存在感を現すようになった。イタリアでごく限られた量しか生産されないこの特別な米は、主にヨーロッパ、アメリカ、中国、ロシア、オーストラリアで消費されている。世界での年間生産量は約1トン。

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( 翻訳者:湯澤扶美 )
( 記事ID:18495 )