ヴァン知事、「県内の立ち入り禁止地区、年内に解消」
2010年02月21日付 Yeni Safak 紙

「村や小村落、夏営地を含む(現在)市民の立ち入りが禁止されているすべての場所を、今年市民に開放します」とミュニル・カラルオール・ヴァン県知事は伝えた。

トルコ・地区村長協会チャルドゥラン支部のアデム・チュナルバイ支部長を団長とする、25人からなる地区村長団が、ヴァンのカラルオール知事を訪問した。

知事室にて地区村長らと面談したカラルオール知事に対し、郡の中心部や村落で起きている問題について情報を提供したチュナルバイ氏は、チャルドゥラン郡が人口の点からヴァン県で2番目に大きな郡であり、しかしながら多くの煩雑な問題があることを伝えた。

郡内の一部の夏営地が保安上の理由から(立ち入りを)禁止されているために、市民が放牧を行えないでいると述べたチュナルバイ氏は、郡内の問題解決においてカラルオール知事からの支援を求めた。

カラルオール知事も、ヴァン県におけるすべての禁止地域が今年から市民の利用のために開放されることを明らかにし、以下のように述べた。「ヴァン県には市民の利用のために開放されないような禁止地域はなくなるでしょう。村や小村落、夏営地を含む市民の立ち入りが禁止されているすべての場所を、今年市民に開放します」

保安上の理由から無人にされてきた村や小村落へ市民の帰還を行うにあたっては、定住先でのインフラ問題も解決されることになると述べるカラルオール知事は、以下のように伝えた。

「人間が生活していく限り、問題の尽きることはありません。ここ7年間で、「村落におけるインフラ支援(KÖYDES)」の枠組みで、政府によりかなりの投資がありました。これらがより良くなることもあるでしょう。しかしこれらの投資の実施は、あくまで可能性の範囲の話です。80年、90年かかって積み上げた問題を5年間で解決することはできません。これらに優先順位を付け、上から順番に解決していきます。サービスの質についての要求も増加しています。これも当然なことであり、世界各地でそうであるように、われわれにおいてもこのようになるものです」

この地域の最も重要な問題が教育であることを強調するカラルオール知事は、特に女児の就学継続のために寄宿制初等教育地域学校建設に乗り出す必要があると述べた。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:18519 )