エルサレム市当局がユダヤ人の駐車場建設のためパレスチナ人の土地を接収
2010年02月18日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エルサレム市が駐車場建設のためにシャイフ・ジャッラーフ地区のパレスチナ人の土地を接収

2010年02月18日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【テルアビブ】

エルサレム市当局がパレスチナ住民への挑発を続けている。市当局が敬虔なユダヤ教徒用の公共駐車場を造るため、エルサレム旧市街に隣接したシャイフ・ジャッラーフ地区のアラブ人地主の土地を接収する計画を立てていることが、水曜日に暴露されたのだ。

イスラエル軍放送はエルサレム市議会のヤイル・ガバイ議員の発言として、「土地の接収と駐車場の建設は、義人シメオン[=義人シモン。紀元前4世紀のユダヤの大祭司]の墓所周辺の観光振興を目的としていると」と伝えた。この計画の推進者のひとりであるガバイ議員は、アラブ人土地所有者には法に則って補償が与えられる予定だと述べた。

同氏によれば、この計画は対象地を公共の開かれた場にするために数年前から進められ、現在は土地収用の最終段階に入っているという。
(中略)

 シャイフ・ジャッラーフ地区のパレスチナ住民はこの計画に反対して、来週の金曜日にデモを行うと見られる。イスラエル左派の活動家グループもこのデモに参加するとの決意を公表している。

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:18538 )