レバノンでアル=アクサー・モスクおよびエルサレムとの連帯集会
2009年10月18日付 Al-Nahar 紙

■ 「イスラーム集団」、アル=アクサー・モスクへの連帯を表明

2009年10月18日付アル=ナハール紙(レバノン)HP第1面

 ハッルーブ地区の「イスラーム集団」は(レバノン中部)シュヒームの文化クラブにおいて、アル=アクサー・モスクやエルサレム住民との連帯集会を開催した。

 アラーウッディーン・タルゥー議員とムハンマド・アル=ハッジャール議員、ワリード・ジュンブラート議員の代理としてドゥレイド・ヤーギー進歩社会主義党副党首および多くの政治家や党関係者、宗教関係者が集会に出席した。ヤーギー氏はジュンブラート氏に代わって演説を読み上げ、「…エルサレムを守り、アル=アクサーとパレスチナを取り返すための唯一の方法は抵抗であり、唯一の選択肢は実力の行使である。何故ならそれこそが本当の平和を作り出すからである」と述べ、「敵(イスラエル)の旗が諸国の首都を侵略する前に、アラブ諸国が和平提案を取り下げ、ジャマール・アブドゥンナースィルの選択肢をとることを表明するために」臨時アラブ首脳会議を開催する必要性を強調した。

 また、「先ず確かなことは、レバノンはアラブとしてのアイデンティティと帰属意識をもっており、レバノン領土は全てのレバノン人にとって一体のものであり、レバノン人には過去や現在の植民地主義によってでっち上げられる争乱を抑えて祖国の統一を保持する義務があり、サアド・アル=ハリーリー氏が率いる内閣の組閣をもって協力し合わねばならない。なぜなら、それこそがあらゆる疑わしい計略に対する答えとなるからである」と付け加えた。

■ ハッジャール議員

 ハッジャール議員は「ムスタクバル潮流」を代表して、「イスラーム共同体のための誓約を果たすために行われているアラブの努力は十分なものではなかった。アル=アクサー・モスクが今なお破壊の脅威に晒され、アル=アクサー・モスクと聖地エルサレムが今なお占領のくびきの下に置かれていることがその証拠である。敵に対抗し、アル=アクサー・モスクを援け、奪われた我々のエルサレムと土地を取り戻す唯一の方法は、我々がお互いに助け合い、合意し、連帯することであり、共同体や社会の中にある力の結集に向けて行動することであり、アラブ諸国やイスラーム諸国の立場を統一するために努力することである。それは、我々の内部の統一を通してなされるものであり、その筆頭としてパレスチナ内部の団結が必要である」と述べた。

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( 翻訳者:鈴木啓之 )
( 記事ID:18579 )