マラトゥヤのアルグヴァン郡カラホユック村に住む農民60人のうち50人が農業ローンの支払いができず、財産の差し押さえを受けた。
ハサン・ヒュセイン・クルチャルスラン村長がアナトリア通信の記者に行なった説明によれば、村には60戸の家があり、このうちの50戸で村人が暮らしているという。
クルチャルスラン村長は、村民は農業に従事しており、これまでに借り受けた農業ローンを返済できない村人は、すべての財産を差し押さえられたと話す。
さらに、すべての所有財産をもってしても借入額の全額に満たないという。
クルチャルスラン村長は次のように続けた。
「村で暮らす人々は全員農業に従事しています。収入がそれほど多くないにもかかわらず、従事すべきほかの仕事もないためいくつかのローンに世話にならざるを得ない状況です。村民らの多くは肥料や燃料をローンでまかなっている状態で、現在、村に住む40人の財産は差し押さえられてしまいました。村の全戸数が50軒だというのに40軒が借金をしていてかなり厳しい状況です。借り入れを分割できるよう政府の援助を必要としています。八方塞がりでどうしようもありません。解決方法が見つからなければ村を丸ごと売ることも考えています。」
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（ 翻訳者:原田星来 ）
（ 記事ID:18619 )