ラファハ国境の開放により、エジプト・ガザ地区間の移動が3日間実現
2010年03月02日付 Al-Ahram 紙

■パレスチナ人への緩和措置として 、ラファハ国境 を3日間開放

2010年付03月02日アル・アハラーム紙(エジプト)アラブ諸国面

【ラファハ:アフマド・サリーム】

エジプトは昨日、個人の出入国に対して〔エジプト側の〕ラファハ国境ゲートを開放し、併せてパレスチナ側のラファハ通行所も3日間開放することとした。

昨日の午後までにパレスチナ側から5台のバスで総計350人のパレスチナ人が国境を通過し、残りの約10台のバスも入国を認められた。また90人のパレスチナ人がガザ地区に帰還した。滞在許可書やビザの所持者、学生、外国パスポートの所持者など、パレスチナ側からの渡航が記録された人数は3000人に上る。

ラファハ国境ゲートの担当者筋によると、国境ゲートは昨日から明日まで稼動し、あらゆるパレスチナ人に双方向への出入国を認める。国境当局はできるだけ多くのパレスチナ人が通行できるよう、渡航手続きを簡素化し、早く完了できるようにしているとのことである。

また同筋によれば、国境ではこれまでにも病人や人道的なケースに関しては、出入国業務を停止していなかったという。

これに関連して厚生省北シナイ県次官のターリク・アル=マハラーウィ氏は、体調不良のパレスチナ人を希望の病院に送り届けるために20台の救急車を国境に配備し、病状を検査する医療チームも派遣したことを確認した。

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( 翻訳者:松屋直子 )
( 記事ID:18634 )