韓国企業、シノプに原子力発電所建設
2010年03月10日付 Zaman 紙

トルコは、シノプでの原子力発電所建設に向けて韓国企業と開発共同宣言に署名した。

トルコ・韓国事業フォーラムの中で、トルコと韓国はシノプの原子力発電所建設についてイスタンブルで共同宣言に署名した。エネルギー・資源担当大臣のタネル・ユルドゥズは、シノプ原子力発電所の建設に意欲と方向性を示しながら、「2020年までには少なくとも(電力需要)全体の10パーセント程度の原子力発電所を立ち上げておく必要がある」と話した。

トルコ・韓国事業フォーラムで韓国企業との共同宣言調印式に出席したユルドゥズ大臣は、トルコ・韓国事業フォーラムでのグローバル経済委員会共同代表としての立場を強調し、運輸から銀行業にいたるまでの様々な分野で共同開発が進められることを説明した。

もっとも重要なのは原子力発電所の建設とともに生まれるビジネスの協力関係であるとし、エネルギーの多様化への取り組みにおいて、トルコのエネルギー政策の中でも重要な項目となるのが原子力発電所の建設であると主張した。

メルシンのアククユで進められているロシアとの共同開発について触れたユルドゥズ大臣は、以下のように話した。

「我々にはシノプに原子力発電所を建設するという希望と意志がある。中でも重要なのは、韓国と進めていく原子力発電所建設に関連する事業である。今日ここで共同宣言を行い、有意義な署名をしたことになるろう。

今後は活動グループを設置し、3~4ヶ月の期間で今回の合意をある程度のレベルまで発展させていくことになる。互いの認識が一致し目標価格に達することができれば、今回の合意はさらに次の段階へ引き上げられるだろう。」

また、韓国が原子力発電所の建設に関して示した40年間の活動が模範的なものであると強調し、韓国が原子力政策を高度なものとしていると説明した。

ユルドゥズ大臣は、韓国では稼働中の発電所が20、建設中が8つあり、2020年までに計40に増やすことを望んでおり、55~57 パーセントのエネルギー事業予算を確保する高度な段階に至っていると話した。

また、「トルコにとって2020年までにすくなくとも10パーセント程度は原子力発電所の設置が必要だ。少なくともこの観点から今回の取り組みが非常に重要であると考えている」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:18660 )