ユーロビジョンへの英語の歌での参加、MHPから反発
2010年03月11日付 Radikal 紙

ユーロビジョンに、トルコが再度英語の楽曲で参加することが政治の世界で議論されている。最も衝撃的な提案は、民族主義者行動党(MHP)のヤルチュン議員による、「トルコは、このコンテストに"Beyaz Giyme"、"İn Dereye Dereye"、または"Makber"で出場すべきだ」というものである。

Mangaが、ユーロビジョン・ソング・コンテストに"We Could Be The Same"という英語の楽曲で出場することが、民族主義者行動党の反発の原因となった。民族主義者行動党の院内会派副会長メフメト・シャンドゥル議員は、英語の楽曲で出場するとの決定を、トルコ語とトルコ国民への無礼行為に当たるとし、「トルコ国営テレビ(TRT)のこうした姿勢、公正発展党(AKP)が2003年から現在まで続けている姿勢を非難する」と話した。

民族主義者行動党オルドゥ選出のルドバン・ヤルチュン議員は、トルコ国営テレビのこの決定を非難し、トルコが国際的なコンクールで外国語楽曲により代表されてはならないと話した。同氏は、トルコがコンクールに"Beyaz Giyme"、"İn Dereye Dereye"、"Nemrut'un Kizi"または"Makber"といった楽曲の新バージョンで出場すべきであるとし、これについては譲れないと述べた。

「多くの点を取ったり、1位になったとしても、私はそのような1位は欲していません。自分たちの本来の姿でもって参加しようではありませんか。1位になればそれでよいし、ならなくともよいのです。音楽の言葉は普遍的だと言うではありませんか。トルコ語だと普遍的ではないのでしょうか?トルコ国営放送がトルコ語を認めないことは、トルコの世界やトルコの地理に対する無礼行為に当たります。ほとんどのサッカーチームに外国人選手がいます。ですが、こうした外国人選手はナショナルチームには入れられません。ナショナルチームには、トルコ人選手のみが招聘されます。とにかく点を取るという観点から見るなら、イギリスのナショナルチームをつくって、国際試合にもこのチームで出ればよいのです」

トルコは、2003年以来、ユーロビジョンには1度しかトルコ語の楽曲で出場していない。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:18670 )