建築家スィナンの謎、またひとつ明らかに―ミフリマー・スルタン・モスク修復で発見
2010年03月13日付 Yeni Safak 紙
ミフリマー・スルタン・モスク修復活動で建築家スィナンの建築技術の謎がまたひとつ明らかになった。
建築家スィナンがカーヌーニー(立法者)・スルタン・スレイマンの娘に愛を示す為に建設したミフリマー・スルタン・モスクの10年に及ぶ修復活動で、スィナンの建築技術の謎のひとつがまた明らかになった。1999年のギョルジュク地震で壊れたため修復活動が行われているモスクの周囲に100以上の井戸が作られていた活動が行われている。専門家によると、建築家スィナンは昔イスタンブルで最も高い丘に建てたモスクの地盤の含水比を調節する為に周辺に井戸を掘り、それによって地盤を守った。16世紀に建てられたミフリマー・スルタン・モスクは、スルタン3代に渡り建築長を務め、多数の作品で用いられた建築技術の謎を守り続けている建築家スィナンによって、カーヌーニー・スルタン・スレイマンの娘ミフリマー・スルタンの名前にちなんで1562年から1565年にかけて建設された。1998年に修復計画の対象となったモスクの測量、修復、復元、地盤の強化が計画に盛り込まれ、承認のため関係する(文化財)保護委員会に提出された。2007年に承認された後、モスク修復にとって必要であった倒壊したミナレットの新たな建設が終了し、モスクは一新された。
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( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:18686 )