ハマース代表団がシリアを訪問、アサド大統領と会談
2010年01月10日付 al-Hayat 紙

■ アサド大統領、マシュアル氏率いるハマース代表団と会談:「我々はパレスチナ内部和解達成に向けたあらゆる努力を支持する」

2010年01月10日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面(東アラブ)

【ダマスカス:イブラヒーム・ハミーディー】

 シリアのバッシャール・アル=アサド大統領は、シリアが「パレスチナ諸派の団結や、パレスチナの[ファタハ・ハマース間を中心とする諸派の]和解と分裂の終結に寄与するあらゆる努力を支持する」意向であると言明し、「和解の実現は、パレスチナ人たちが権利を取り戻し、パレスチナ問題の行く手に立ちはだかる困難に立ち向かえるようになるための唯一の道である」との見解を示した。

 アサド大統領の発言は、ハーリド・マシュアル政治局長に率いられたハマース代表団との会談のなかで行われた。シリア大統領報道官は、この会談において「パレスチナ情勢の展開や非人道的な封鎖の下にあるガザ地区でパレスチナ人民が直面している悲劇的な状況、この封鎖を解くために様々のレベルで行われている努力」、加えてパレスチナ内部和解を実現するためになされている努力などについて話し合われたと述べた。

 同報道官はマシュアル氏が「封鎖を打破し、パレスチナの声を統一することを目指すパレスチナ人を助けるために、シリアとアサド大統領が行っている努力に対する謝意を表明した」と指摘した。またシリアのワリード・アル=ムアッリム外相は一昨日、マシュアル氏およびハマース政治局メンバー数人と会談を行っている。公式の消息筋によると、この会談では「パレスチナにおける最新情勢や、パレスチナ人の利益を実現し、イスラエル占領軍の行為によって直面している困難にパレスチナ人が立ち向かうことを助ける和解実現に向けた努力」について話し合われた。

(後略)

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:鈴木啓之 )
( 記事ID:18691 )