エジプト政府、イスラエルが捕虜交換交渉を阻害していると非難
2009年12月07日付 Al-Nahar 紙
■ エジプト政府、イスラエルがハマースとの捕虜交換を阻害していると非難
2009年12月07日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【カイロ:AFP】
エジプトは昨日、イスラエルがイスラーム抵抗運動ハマースとの間接交渉を「阻害」しているために、拘束されているパレスチナ人らと2006年にハマースを含むパレスチナ諸組織によって捕虜となったイスラエル軍兵士ギラード・シャリットの交換取引が進まなくなっている、とイスラエルを非難した。
エジプトのアフマド・アブルゲイト外相は声明において、交換の「完了をイスラエルが阻害し続けている」と述べ、「私が思うに、イスラエルはまだ全面的には[捕虜交換を]望んでおらず、いまだに画策を行ってこの交換によって利益を得ようとしている」と付け加えた。また、「今後短期間でこの目標が実現されることが確実であってほしい」との期待を述べつつ、「メディア上でどのような話になっていても、この交換が実現する保証はない」と補足した。
ハマースはシャリット兵士の解放と引き換えに、イスラエルの刑務所に拘束されているパレスチナ人数百人の釈放を要求している。その中には2000年に起きたアル=アクサー・インティファーダの政治的・軍事的指導者らも含まれている。
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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:18706 )