テロ被害の南東アナトリア・中小企業・商店主に無利子融資策
2010年03月18日付 Zaman 紙

中小企業振興支援局(KOSGEB)は、南東アナトリアへの緊急支援プログラムを拡大した。

以前ディヤルバクルの小売業者に3万トルコリラの無利子融資を行ったKOSGEBは、テロの被害者も支援の対象とすることにした。これにより大衆運動やデモ、テロ事件の影響を受けた企業に対し10万リラまでの無利子融資の支援が行われることとなる。テロの被害者たちに関する官公署からの書類を提出し、融資を受ける経営者は、最初の6カ月はいかなる支払いもしなくてよい。融資は、その後24分割の利子をもって回収される。今回の支援拡大策は、バトマン、シイルト、ビンギョルの企業も対象となる。

ディヤルバクル以外にもバトマン、シイルト、ビンギョルでも活動を行っているすべての経営者が融資を受けることができる。「南東アナトリアプロジェクト(GAP)活動計画」の枠組みで創設された地域振興策が続く一方、春分(ノールーズ)を前にしてディヤルバクルにうれしい知らせが舞い込んだ。洪水、干ばつ、ゼネラルストライキなどのような被害を対象とする緊急支援融資プログラムの範囲を拡大したKOSGEBは、テロによって発生した被害も援助の対象とした。官公署から発行されたテロの被害を受けたことを証明する書類を提出する経営者は、100リラまでの無利子融資を受けることができる。この支援拡大策は、2009年に発生した被害も対象とする。昨年、ほぼすべての小売業者が受けたディヤルバクルへの3万リラの無利子特別融資を与えたKOSGEBは、2000を超える経営者を笑顔にした。さらに機械設備、緊急の支援、中小企業と輸出への融資によっても、1000近い企業に支援が行われた。機械設備への融資の上限は30万リラである。経営者は、初めの6ヶ月間は支払いをせず、合計36ヶ月で融資額を返済する。他にもKOSGEBには、10万の中小企業に総額25億リラを支援する「新融資利子支援プログラム」がある。このプログラムでは、中小企業に2万5000リラの融資が行われる。このようにしてKOSGEBは、ディヤルバクルにある中小企業を支援しているのである。

KOSGEBの行うサービスを希望する人々は、前もってインターネット上でKOSGEBのデータベースに登録し、中小企業としての資格を得なければならない。登録後、申請書と登録者情報申請書を記入の上、KOSGEBのディヤルバクル中央支部に提出する。中小企業として登録した小売業者は、この手順を済ませたのち、インターネット上でKOSGEBが始めた融資プログラムに申し込む事が可能となる。

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( 翻訳者:大門志織 )
( 記事ID:18724 )