イスラエルによる東エルサレム入植地への住居建設決定にパレスチナが反発、米も警告
2010年03月13日付 Al-Ahram 紙
■イスラエル、西岸を48時間閉鎖
2010年03月13日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ラーマッラー:ハーレド・アスマイー】【占領下エルサレム:諸通信社】
イスラエル当局は昨日、ヨルダン川西岸地区を48時間完全に閉鎖すると決定した。イスラエル内務省が東エルサレムのユダヤ人入植地の一つで1600の住居ユニットを建設することに青信号を出したことに抗議して、[パレスチナ人による]暴力行為がエスカレートするのを警戒しての措置である。
さらにイスラエル当局は警備を増強し、50歳未満の男性が金曜礼拝を行うためにアル=アクサー・モスクの敷地内に入ることを禁止した。
アメリカのヒラリー・クリントン国務長官はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対し、かつてない口調で、「東エルサレムにおける新たな入植者向け住居建設の決定は、イスラエルと合衆国の関係にとって非常にマイナスになる一歩であり、ジョゼフ・バイデン米副大統領の同地域訪問の本旨とも矛盾する」と述べた。
また、パレスチナ側の交渉代表者であるサーイブ・ウライカート氏は、「マフムード・アッバース大統領はアメリカ側に対し、イスラエルが東エルサレムで1600の住居ユニットを建設する計画を放棄しなければイスラエルとの間接交渉に踏み出すことは大変難しいと伝えた」と話した。
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( 翻訳者:秋山俊介 )
( 記事ID:18732 )