イスタンブル株式市場(İMKB)の総合指数が、過去27ヶ月の最高値の57044ポイントで終了した。市場の高値は特に海外からの報道に影響された。
ドルは昨日に比べ0.3下がり1.54TL(約93円)で取引を終了した。
ドイツのメルケル首相がギリシャを救済するために以前に比べ更に穏当な発表を行ない、ドバイ政府がドバイワールドの負債を支援することが世界市場にプラスの旋風を巻き起こしている。ヨーロッパの市場は12%近く上がっており、トルコにおける上昇も終値で3.46%となった。
■6万に到達する可能性がある
市場の動きを批評する専門家たちは、外国からの影響の一方で新憲法(改正法案)に対する展開に対し、特に外国関係者が好感しているとしている。匿名希望のファンド投資家は「市場では憲法の修正(の動き)で売り買いが行われている。憲法と関係する最近の展開は、外国人に懸念を与えるものではない。新しい憲法(修正案)に含まれている、政党の解党を難しくする条項は外国人投資家にプラスに働いている」と述べた。
トルコ投資会社の戦略部長であるギョクハン・ウスクアイ氏は、海外における上昇と共にİMKBも上昇し始めていると述べた。ウスクアイ氏は、「この現象はİMKBの以前のピークである6万に到達するきっかけとなる」と述べた。
■ギリシャと関わる発表が重要
投資フィナンシャル調査会社代表トゥンジャイ・トゥルスジュ氏は、フォレクスで行なった会見において、「金利が落ちていることと更には落ちる方向に向かっていることへの期待は、銀行株を筆頭に、指数にいい方向で影響している」と述べた。トゥルスジュ氏は、指数が56000台で落ち着くものとする一方で、以下のように話した:
「今日または明日EUからギリシャと関係したある結論が出されるが、市場の観点からするとかなり重要になる。ギリシャを救済することに関する具体的な提案が提出されたら、ユーロとドルの平価で高値になり、市場もこの状況よりプラスの影響が及ぶと予想される。指数がこのようなレベルで売りが行なわれるといういかなる兆候もない。56000台のうえで56400での攻防になると予想している。」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:18771 )