歌手イブラヒム・タトゥルセス、イラク版TOKİへ50%出資
2010年03月26日付 Milliyet 紙
著名な民謡歌手であるイブラヒム・タトゥルセスはイラク版のTOKİと呼べるような建築会社へ50%の出資を行い、パートナーシップ契約を締結した。
先週、会合のためアルビルを訪れたタトゥルセスは、昨日(3/26)イラクのアル・アデルカンパニーグループの会長であるリュスディ・サイードとセイランテペ・タトゥルセスグループのビルで対面し、パートナーシップ契約を行った。
なりたかった職業は、建築事業家だったと語るタトゥルセスは、北イラクに1400 棟を建設する予定でいる。タトゥルセスの建設会社は、バグダートに400軒の高級庭付き一戸建て住宅を、スライマニアにも1000棟の住宅を建設する。
■ 初仕事は建設費用8千万ドルの850軒からなる高級住宅
タトゥルセスは、イラク企業のオーナーのオファーを受けて、北イラクへ赴くと「天国の庭」という意味を持つデスティ・バフチという名の集合住宅で査察を行い、帰国後に北イラクの建築クルーをトルコへ招待したことを明らかにした。
「私はあちらへ訪れ、自ら彼らと面会を行いました。私たちの会社が北イラクの建築チームをトルコへ招待したことで、彼らは今こちらに来ています。私はイラクで契約に合意した後、デスティ・バフチの事業に参加することとなりました。これは、向こうの政府関係者にもお伝えしてあります。何故なら、これらの建築物はTOKİのような公共事業の一環で建築された集合住宅であり、集合住宅であるためです。手始めに、ギュネシュ建設によるスライマニア・キフィルにおける850軒の庭付き一戸建てを8 千万ドルで建設いたします。準備は全て整っており、一週間以内にも基礎工事を始められるでしょう。スライマニアで行う1万軒に及ぶ建設プロジェクトに向けて、我々は下請け業者となる企業を探しております。平均で10億ドル近くか、それを超える収益を生み出す大きな仕事となるでしょう」と語っている。
■ “彼には人道的目的がある”
リュスディ・サイードもまた、目標を5万軒の住宅建設であるとし、スライマニアとアルビルにおける事業を開始したと発表した。トルコ企業の中でも業績が優秀な企業を(パートナーとして)選んだと語るサイードは、「イブラヒム・タトゥルセスを我々はお招きしました。彼は人道的な意識をお持ちで、こういった社会的分野に対しても関心が非常に高いことが、このたびの我々のパートナーシップ契約に至る要因となっています。対等の立場でパートナーとなりたいと思いますし、この契約によってイラク国民に有益が齎されることを望んでおります。建設住宅の費用は、10回の分割払いで、3ヶ月に1度の割合で支払われる予定です」と述べた。
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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:18774 )