産業通産相エルギュン「選挙得票率制限の変更は、当面予定になし」
2010年03月27日付 Milliyet 紙

カラマンを視察中のニハト・エルギュン産業通産相は、選挙得票率制限の引き下げに関しに関して、「今日までのところ、得票率制限の制度において、改正に向けた取り組みはない。ただ、これは、全くあり得ないという意味ではない」と述べた。

エルギュン大臣は、以下のように話した:「選挙制度とは、一方では公正を、他方では代表における公正を保障するものでなければならない。得票率制限制度は政治の安定をもたらすと考えられている。なぜなら、低得票率による制限は、政治的安定の創出において困難をもたらすからである。この問題の解決のため、我々が提案した他の解決策があった。「全国区議員」制度を創りましょう、550人の国会議員のうち、450人を通常の選挙で選ばれるようにしましょう、100人は「全国区議員」制度の中から(比例代表選挙で)選ばれるようにしましょう、というものであった。そして、諸政党のうち、得票率が1%の党でさえ、この100人の国会議員の議席のうち、1席を得るようにしようというものであった。このようにして、得票率制限は、(「全国区議員」の)100議席については1%に引き下げられる、という訳であった。合意を形成することができるのであれば、政治的安定を阻害することのない、代表における公正を保障することのできるモデルについて検討することも可能だ。」

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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:18783 )