玉ねぎ価格、高騰
2010年03月31日付 Radikal 紙

市場や八百屋で一キロ当たり3リラにまで高騰した玉ねぎの価格が、20日ほどで下落するだろうと予期されている。

玉ねぎは、新型インフルエンザ予防に有効な方法として報道されてから急激に売れ出した。それにともなって、価格も徐々に上昇し始めた。

昨年9月と10月の玉ネギの卸値が70ないし80クルッシュで扱われていたのが、需要の増加に伴い、さらに今年の生産も少なかったこともあり、価格が急上昇した。

11月から1月にかけて卸値1.5リラ、市場価格も2リラまで値上がりした玉ねぎは、3月末には最高額を記録した。卸値で一キロ当たり2.25リラ~2.5リラまで上昇した玉ねぎは、小売値で一キロ3リラの売値で売られ始めた。

トルコ青果物卸売連盟のユクセル・タブシャン会長は、玉ねぎの需要がずっと高いままであるのが、これほどの値上がりの原因であると述べた。タブジャン会長は、今年の玉ねぎの生産量が少なかったこと、また玉ねぎに新型インフルエンザを予防する働きがあると報道されたことも、これほどの値上がりの原因になっていると述べ、さらに以下のように語った。

「玉ねぎの収穫は年に一回だけです。しかし、玉ねぎはほとんどの料理において使われています。長期間の高需要と玉ねぎの在庫が稀少であるため、玉ねぎの価格は卸値で2.5リラまで上昇しました。チュクロワ地方で4月末に向け、新鮮な玉ねぎが出荷するに伴い、価格も下落を始めるでしょう。そのため、玉ねぎはもう20日間は高価でしょうが、その後は急速に値下がりするでしょう。」

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( 翻訳者:智原幸穂 )
( 記事ID:18800 )