民主党(DP)と祖国党の合体後、両党の党員の間で不具合が生じている。以前イスタンブルとイズミルで発覚した「分裂」は、今回トラブゾンでも発生した。オフで民主党と祖国党の支部長らが殴りあいになった事件の反響が続く中、今日も民主党県青年部のギョルケム・チョラク代表がその他複数のメンバーとともに辞職した。
チョラク氏は、黒海地方東部で起こったトラブルの原因がメスト・ユルマズ氏にあると主張。1年半近く民主党の県青年部の代表を務めてきたことに触れ、「党合体後、約2ヶ月前にユルドゥズ氏が地区代表に任命された。新しい執行部によって、党員が団結し一つ屋根の下に集まることを期待した。しかし県代表は一度として私に連絡をしてこなかった。ユルドゥズ氏は祖国党所属だった人で、党内の団結やまとまりよりも、今度の議会で自身の要求に沿った派閥をつくることに熱心だった。こうした経緯を受け、現職を辞任する決意をした」と話している。
一家全員が民主党系列であるというチョラク氏は民主党を離党はせず、時機がが来れば投票で民主的権利を行使すると述べた。
「原因はメスト・ユルマズ氏」
チョラク氏はまた、黒海東部での党内トラブルの原因がメスト・ユルマズ氏にあると主張した。ユルマズ氏が同地域で自身の派閥を守ろうとしていると指摘し、「党本部は明言しないだろうが、私はユルマズ氏が地域の調整役を任されたのだと思う。それが一つの団結となるのであれば、両党の組織に対して注意が払われるべきである。トラブゾンが全て祖国党に譲り渡されるというのは間違いだ」と話した。またチョラク氏は、嘗ての党首であるスレイマン・ソイル氏と同郷であり彼と近しかったことから罰せられた過去を思い出したという。
一方で、以前民主党オフ支部で発生したトラブルでは、支部長であるタリプ・チャクル氏と祖国党の前支部長であるハビブ・チャクロール氏の間で争いとなった。話によると両氏は、党員の登録簿に権限がないにも関わらず登録を行ったとして口論になり、殴り合いにまで発展。チャクル氏はチャクロール氏に殴られ、事態は裁判沙汰にまでなった。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:18801 )