株式市場、上昇一途
2010年04月03日付 Hurriyet 紙

アメリカからもたらされた有力な経済数値により、トルコをはじめとした新興国の株式市場が記録的に上昇している。

先週末、新興国の株式市場がしばらくぶりに6日間上昇し続けた。金曜日、アメリカで雇用の増加がここ3年で最高水準となったことで、株式市場でも記録的な株価上昇がみられた。

イスタンブル証券取引所(IMKB)国際100指数は、ここ2年間で最高水準となった。世界的な景気回復が続くなか、このことはトルコ経済が成長を続けていることを示すもので、市場に安心感をもたらす一方、イスタンブル証券取引所は0.6%の上昇で、金曜日58,061ポイントで終わった。

アリ・ババジャン副首相は、トルコ経済が2010年に10%の成長をするのは驚くべきことではなく、国内経済の回復が急速に進んでいると述べた。

ババジャン副首相は、更に政府が6月予想を変えるかもしれないと語った。

イスタンブルに本社を置く投資顧問会社「アタ・ヤトゥルム」のメフメト・イルゲン氏は、「政府が拡大目標を変えると、市場はこの状況に喜んで対応するものである」と述べた。

中国やロシアも上昇

アメリカでの失業率が9.7%台でとどまる一方、被雇用者も16万2000人の増加をみた。この数値により、投資家らは経済回復への期待を強めている。

中国の上海市場は金曜日0.3%上昇して3,157ポイントに達し、2月21日以来最高水準となった。

市場で、今週合計3.2%の上昇がみられたことで、経済回復が確固たる基盤の上で進んでいることを証明しているとみなされている。

ロシアのモスクワ外国為替取引所の指数は昨日0.03%の上昇により、1,480ポイントとなった。ロシア通貨ルーブルはドルに対し連続5日目も高くなり、9月来、最も長い期間上昇を記録した。

クアラルンプールで2億200万ドル相当の株式を運用するTA投資管理会社の筆頭投資顧問のチョー・スェー・キ氏は、「成長しつつある市場の上昇は、アメリカ経済の活性化が影響している」と語った。

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( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:18816 )