バシュブー参謀総長、トルコ国軍の団結は崩せるものではない
2010年04月11日付 Milliyet 紙

バシュブー参謀総長はフェヴジ・チャクマク元帥の追悼式典で「トルコ国軍の士気、規律そして団結は誰も揺るがすことはできない」と語った。

共和国の初代参謀総長のフェヴジ・チャクマク元帥の没後60周年記念のため参謀本部で開催された式典で重要なメッセージが出された。イルケル・バシュブー参謀総長は多数の来賓が参加したこの式典に妻とともに出席し、フェヴジ・チュクマク元帥の時代の難しい状況に言及した。イルケル・バシュブー参謀総長は式典で行った話の中で、アタテュルク、イノニュ、チャクマクを独立闘争の中核メンバーであるとし、「結束した三人の間にはほとんど意見の相違はない。この三人の存在は、トルコにとって大きな幸運である」と述べた。イルケル・バシュブー参謀総長は、最近の問題については発言せず、「トルコ国軍の士気、規律そして団結は誰も揺るがすことはできない」と述べた。
式典でチャクマク元帥の日記が読まれ、その間セヴィル夫人は涙をこらえることが出来ずバシュブー参謀総長は夫人を抱きしめた。

ギリシャへのメッセージ

バシュブー参謀総長は式典の休憩時間に、ギリシャとトルコの飛行機が非常に接近したことについて、次のようにコメントした。
「エーゲ海の上空を飛行するとき私たちは非武装で飛行している。まず初めにギリシャが非武装で飛行することを始めてほしい。彼らの飛行機は、どの飛行機もすべて武器を積んでいる。私たちはいつもよい目的と協力を呼びかけている。もちろんのこと、トルコは独立国としての主権と国際法に基づく権利を執行し保持していく。私たちにはエーゲ海の上で危機を起こすような目的は全くない」と述べた。
バシュブー参謀総長に最近議論されている問題に関する質問が出された。バシュブー参謀総長は「最近の問題には触れない」と答え、質問は参謀副総長のアルスラン・ギュネル大将にするようにと述べた。式典の後、質問に答えたギュネル参謀副総長は概ね次のように述べた。

トルコ国軍の地雷による軍人7名の殉職
関係書類は参謀司令本部軍検察庁に送られた。軍検察官がその書類を調べるだろう。メディア報道を見たが、さまざまな評価があった。まるで何かが明らかになったかのようである。誰かを有罪だ、無罪だと一方的に示すことはどれほど正しいであろうか。まだ判決は出ていない。唯一の私の願いは早急に調査が行われることである。私は親族の期待や心の痛みを分かち合っており、また理解している。

大統領官邸でのトップ会談
あのトップ会談はもちろん特別なものである。私が公式にこのことについて話すことは不可能だ。会談がいつ行われたにせよ、そこで出された評価は会談が行われた時点でのものである。

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( 翻訳者:清川智美 )
( 記事ID:18868 )