アフメト・チュルク元DTP党首、裁判所前で殴打される
2010年04月12日付 Yeni Safak 紙

アフメト・チュルク氏が記者会見中に殴打された。

アフメト・チュルク氏は、ムシュ県ブラヌク郡で2人が死亡し4人が負傷した事件を巡って、治安上の理由によりサムスンで開かれた裁判を傍聴した。裁判終了後に記者会見を行ったが、その最中1人の市民に殴打され負傷した。

2009年12月15日ムシュ県のブラヌク県で、DTP(民主市民党)の解党命令に対し1000人もの群衆がデモを行い、商店街を襲撃した。その際シャッターを下ろしていなかったために襲撃に遭った商店主のトゥラン・B(43)が、認可されているカラシニコフ銃を発砲し、その結果ネジュミ・オラルさん(20)とケマル・アージャンさん(46)が死亡、ケナン・ギュンドゥズさん(24)、ファティフ・ユルドゥズさん(29)、ロクマン・シュンメズさん(31)、オザン・コルクマゼルさん(19)が負傷した。トゥラン・ビレンとその弟であるメティン・ビレン(42)は事件後に逮捕され、今日サムスン第一重罪裁判所において裁判が始まった。

DTPの解党後、政治活動が禁止されているアフメト・チュルク氏、アイセル・トゥールク氏、BDP(平和民主党)ムシュ選出議員のスッル・サクク氏、ヌリ・ヤマン氏、ビトリス選出議員のネズィル・カラバシュ氏、BDP党中央執行委員会(MYK)メンバー、ムシュ県知事及び市長らが裁判を傍聴した。

午前10時30分に始まった公判は14時35分に終了した。裁判後、アフメト・チュルク氏はサムスン裁判所の前で記者会見を行い、次のように述べた。「中立的で公正な裁判の実現を望んでいる。以前のいろいろな事件でも経験したが、治安上の理由で審理は他の場所に移されてきた。しかしこの国には治安を維持する力があるのに、このような審理を他の場所へ移すということは、実際は裁判の動静を変えようという理由があってのことだと我々は分かっている。しかしながら、我々は今日開かれている裁判において心から裁判官らに信頼性を求める。公正な裁判を望んでいる。もしもこの国で公正な裁判が行われなかったら、被害者らが信用できる裁判が行われなかったら、真に民主主義を語ることはできない」

アフメト・チュルク氏がサムスン裁判所の前での記者会見を終えて去ろうとしたとき、一人の市民が警官のバリケードを突破してアフメト・チュルク氏のもとまで辿り着き、拳で彼を殴った。アフメト・チュルク氏は顔に殴打を受け怪我を負った。

襲撃の後、大騒動が起きた。市民らはアフメト・チュルク氏とその同行者らに反発を示した。BDP議員らは警察が十分な安全対策を行っていなかったとして不満を表した。アフメト・チュルク氏は、国会議員らの車に乗って現場からすぐに立ち去った。警察は市民らをやっとのことで抑えた。

この事件でチュルク氏を殴ったİ.Ç(27)とU.Kは逮捕された。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:18872 )