政府、憲法改正へのCHPの提案を拒否―エルドアン首相態度変更
2010年04月15日付 Milliyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、昨日アメリカから帰国し記者会見を開いた。エルドアン首相は、「憲法改正について共和人民党の提案は話題に上っています。3つの条項に関連する提案です、実際には11項にかかわってくます。これらの解決を次期政権に繰り越そうとの提案です。対案はありますか」という問いに対し、次にように答えた。
「私達は対案をつくる立場にはない。この過程に突入してから、全ての政党、NGOに情報を提供してきた。しかし彼らから肯定的な反応は得られなかった。それどころか、提案の表紙を読むことなしに、彼らがどう答えたかを、思い出してもらいたい。「これを憲法裁判所に提起する」といったんですよ。すぐ後に「私達は暫定第15条に関する審議にだけ参加する。これ以外はまったく前向きに検討しない」と。
他のある政党も、(MHPを指している)「選挙後の新しく議会においてこれを審議する」と述べている。政府の仕事は厳格な仕事だ。議会はこの国の中で最も厳格で、最も誇りのある組織である。この議会を代表する者は、正直で、注意深く、繊細に振舞うことでこの誇りのある組織を力強くする。私達はこれを期待していた。「必要であればこれを一緒にやりましょう」と私達は述べた。2008年に、国会議長の招待に、だれが否定的な返事をしたか、思い出してください」
「これほど深刻な問題を、これほどふまじめな態度で扱うことに対し、まじめに検討はできない。更に、すでに委員会を過ぎ、本議会の議題となった。彼らは反対の注釈書を書いたにすぎない。月曜日の13時から本会議で審議するまでだ。」
■私達の部屋にはカメラはない
エルドアン首相は、「アメリカに入国する際、「この提案を検討する」とあなたはいわれました。何があって、この考えを放棄したのですか?バイカル党首は、「必要であれば私は公正発展党と協議する」と述べてまする。あなた会うおつもりはありますか」という問いにも以下の答えを返した。
「イスタンブルで何を言ったか?「私たちに誰も東洋的策略をもって、接近しないように」といったのです。もし東洋的策略を試みようとするなら、(これは東洋を侮辱するわけではないが)、彼らより私達のほうがこの問題について戦略的だ。ここで変更したものは何もない。会見するかどうかに関しては、私達のドアはいつも開いている。(以前にバイカル氏はテレビカメラが入らないなら首相と会見しないといったが)、私達の部屋にはカメラのようなものはない。」
■戦略的な方法は投票だ
エルドアン首相は「アメリカに出発される前には、議長が仲介する、とおっしゃいましたが」という問いに対しては、以下のような返答をした:「野党第一党の党首は、誰に訴えた?大統領へだ。ボタンのかけかたを間違っている。我々は間違いを正した。これも戦略のひとつだ。大統領の中立性を取り除き、それに影を落とし、政治にまきこもうとしている。いったはずだ「この問題は議長の管轄だ」と。「国民投票にもちこむには、知っている通り330~367議席が必要だ。この間のどれかの数字で国民投票の運びとなる。だれも、これを不愉快に思うには及ばない」と述べた。
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:18890 )