■ サルマーン王子 「サウジアラビア王国は同胞愛のポリシーにのっとり、テロとの戦いに取り組む」
2010年4月14日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP1面
【デリー:本紙】
リヤド州知事のサルマーン・ブン・アブドゥルアジーズ王子は昨日、インドの首都デリーで行われたクリシュナ外相との会談で、両国が共有する問題について話し合った。皇子と外相は、サウジアラビア王国とインドの友好・相互協力関係を振り返り、それをいっそう発展させる方途を検討した。インド外相は「テロとの闘争は、その源泉や湧き起ってくる場所を無視するような選択的な形ではなく、包括的な方法で行われるべきである。我々は両国、両地域でテロ対策に努めなくてはならない」と述べた。
この流れをうけてアブドゥルアジーズ王子は、「テロは全世界に及ぶ害毒である」と強調し、続けて、「我々はテロの害毒を非難し、いかなる面からも支持しない。」「我々の宗教イスラームは、テロや殺人、人間を傷つけることを禁じている。この方向性について、サウジアラビア王国の立場は明らかだ。」と述べた。
また王子は両国の相互協力の行程が強固になっているなかでの、数々の相互訪問、わけても二聖地の守護者であるアブドゥッラー・ブン・アブドゥルアジーズ国王のインド訪問と、それに続くインド首相のサウジアラビア訪問の重要性を述べ、次のように語った。「私はここにサウジアラビア王国の代表として、王国のポリシーを表明しにきたのだ。それはとりもなおさず、協力と、同胞愛と、友好関係のポリシーである。両国の人々と地域に善きものをもたらすため協力することが目標であり、これはサウジアラビアの目標の中でも主要なものであることは疑いようがない。」
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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:18898 )