オジャラン「さん」―テロ幇助罪で10か月判決
2010年04月16日付 Radikal 紙

(クルド問題に関する)「民主的解決」のために、カンディル山を下って来たグループの一員であるリュトゥフ・タシュが10ヶ月の禁固刑に処せられた。

 アブドゥッラー・オジャランの呼びかけを受けて、カンディル山から下って来たグループの一員で、57歳のリュトゥフ・タシュが、オジャランに「さん」という敬称を使ったため、テロ幇助の罪状で10ヶ月の禁固刑に処せられた。
 
政府が始めた「(クルド問題の)民主的解決」の一環として、昨年の10月19日、北イラクのカンディル山とマフムルキャンプからトルコを訪れ、大仰に迎えられた34名のグループの中で最年長のPKK党員であるリュトゥフ・タシュは、12月9日、シャンウルファにあるジェイランプナール郡において、解党させられた民主市民党(DTP)による政治集会に参加した。リュトゥフ・タシュがこのイベントの中で行ったスピーチにおいて、オジャランに「さん」という敬称をつけたとの理由で、ディヤルバクル第五重罪裁判所は「テロ幇助罪」に当たるとし起訴された。

本日(4/16)行われた公判では、弁護士と共に出廷したリュトゥフ・タシュの身分検証が行なわれた後、起訴状が読み上げられた。抗弁を行ったリュトゥフ・タシュは、問題の演説はテロ幇助の意図で行ったのではないことを言明し、「わたしの言葉が、思想の自由の範疇にあることを認めるべきです。無罪放免となることを望みます」と語った。

判事たちが短く見解を述べた後に下された判決でリュトゥフ・タシュは以前に「テロ幇助」に因る罪で1年の禁固刑に処せられたが、その後、法廷で(リュトゥフ・タシュの)態度が誠実であったことが評価され、禁固10ヶ月に減刑された。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:18903 )