アーヤトッラ―・マカーレム=シーラーズィー「人口抑制策はイスラーム法に反しない」
2010年04月18日付 Jam-e Jam 紙
敬虔なる専門家たちが、子供の数の抑制・制限について社会的に必要なことであるとの判断を下した場合には、イスラーム法上、それを一時的に承認する、もしくは、必要であればよく考えたうえで、それを宣伝することに問題はない。
他方、注意しなければならないのは、子孫を増やすことは決して宗教的義務の一部ではないということであり、それゆえ〔子供の数を〕制限することはハラーム〔イスラーム法上の禁止事項〕ではない、ということである。
また人口の抑制について言えば、量の増加ではなく、質の向上に努め、もってより知的で有用なイスラーム教徒を社会に送り出し、イスラーム教徒の栄誉や偉大さを維持することが肝要である。もう一点注意しなければならないのは、人口抑制は必要であるという信頼性の高い専門家たちの判断に従う場合でも、中絶のような不正な手段ではなく、必ず正当な手段を用いるべきである、ということである。
( 翻訳者:鳥光真理子 )
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