地方選挙でも女性当選者は少数
2010年04月15日付 Radikal 紙

2009年3月29日の地方選挙で選出された女性市長の割合は0.9%にとどまる一方、地方行政における女性当選者の割合は1.23%という結果になった。

トルコでは政治全般において女性の代表が少ないことが議論されているが、地方自治においてもこの実状に相違がないことが判明した。トルコの地方行政における女性の割合は2007年に国会が達した9%の代表率にも達しなかった。ベシル・アタライ内務大臣は、共和人民党アダナ選出の国会議員ネヴィン・ガーイェ・エルバトゥル氏の文書による質問書に回答して、2009年3月29日の地方選挙で選出された女性数についての情報を提供した。

それによると、3月29日に選出された301,759人中男性は298,050人、女性は3,709人であった。選出された女性の割合は1.23%であったのに対し、男性の割合は98.77%に達した。選出者の分布を見てみると、2,948人の市長のうち2,921人が男性で、女性はたった27人であった。女性市長の割合は0.9%にとどまった。

また選出された31,790人の地方議会メンバーのうち1,340人が女性で、3,379人の県議会メンバーのうち110人が女性、34,275人の村長のうち65人が女性、138,177人の村落自治会メンバーのうち329人が女性、18,607人の街区長のうち429人が女性、さらに72,583人の街区委員会メンバーのうち1,409人が女性であった。

65ある県の(県中央市の)市長選挙で女性の市長当選者はたった2人であった一方、16の広域市市長選挙を勝ち取った女性はいなかった。

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( 翻訳者:加藤江美 )
( 記事ID:18980 )