憲法改正案への第1巡投票の最終日に「投票総数」の議論が続いた。
トルコ大国民議会(TBMM)憲法委員会のブルハン・クズ委員長は、集団で投票せず、良心に従って投票するようにと議員に警告した。昨日のTBMMの総会で解党を困難にさせる規定を、憲法裁判所で目下審議中の裁判と、国民投票が行われるまでの間に起こされた裁判まで適用することを盛り込んだ第26項暫定18条が338票で可決された。投票には408人の議員が参加し70人が反対票を投じた。トゥンジェリ選出議員で無所属のカメル・ゲンチは「この条項は公正発展党(AKP)が解党されないため特別に規定された条項です」と述べた。公正発展党会派副代表のベキル・ボズダーはこの批判に対し「トルコ国家不可分の一体性に関し共和国検事長を信頼できて、なぜ議会を信用できないのですか。共和国を守るのは裁判所ではなくトルコ国民なのです」と答えた。カメル・ゲンチ議員は1980年9月12日後に設置された諮問議会のメンバーであったとき、憲法の第2巡投票で反対票ではなく白票を投じたと述べたブルハン・クズ委員長に反発を示した。
■第26項は可決された
第26項暫定19条は336票で可決された。投票には409人の議員が参加し71人が反対票を投じた。この条項により憲法裁判所のメンバーの数は11人から17人に増員され、現在の予備メンバーは「真のメンバー」になる。第26項暫定20条はというと、337票で可決された。70人が反対票を、1人が棄権した。
この条項では、裁判官・検察官高等委員会(HSYK)の再編に関し30日以内にメンバーが選出されることになっている。この3つの暫定条項を含む第26項は338票で可決された。反対票は70票であった。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:18985 )