タイム誌「もっとも影響力のある世界のリーダー」17位にエルドアン首相
2010年04月29日付 Radikal 紙
タイム誌は、世界をリードする指導者、芸術家、実業家の中で今年最も影響力のある100人のランキングを発表した。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が今年の最も影響力のあるリーダーの17位にランクインした。
タイム誌恒例の、話題をまきおこすランキングが今年も発表された。2010年の最も影響力のある人として、世界中の人々がランクインした。政治家、芸術家、実業家のうち世界をリードする人々が含まれるこのランキングの17位にエルドアン首相がランクインした。
ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ大統領が『最も影響力のあるリーダー』一位を獲得したランキングでは、アメリカ大統領のバラク・オバマもランクインしている。タイム誌のランキングには、これまでトルコからは2008年にフェネルのギリシャ正教会のバルトロメオス総主教とDr.メフメト・オズ氏が、2006年にはオルハン・パムク氏がランクインしている。
タイム誌はエルドアン首相について以下のような解説を載せている。
「トルコの首相は多くの危機のなかをくぐりぬけてきた。信心深いイスラム教徒で、率直な意見を述べる元サッカープレイヤーの56歳のレジェプ・タイイプ・エルドアンは、1994年にイスタンブル広域市長となり世に知られた。かつてその街中で彼自身がスィミットを売っていたイスタンブルの長となったエルドアンは、彼に関しての裁判で、市長の座を失ったが、市民の人気は日に日に高まった。
エルドアンは、イスラム主義的政策をとり続けたとして、3政党の解党に立会うこととなった。西洋と実業の世界を重視する公正発展党(AKP)は2001年に作られた。まず2003年に首相に選ばれたエルドアンは、4年後の選挙でも民意によってこの国のリーダーとなった。首相第2期目に、イスラム世界を代表するスポークスマンとなったエルドアンは、2国間のそれまでの関係にもかかわらず、イスラエルを公に批判している。ハマスと交渉すべきであるとする考えを主張し、アメリカのイランへの裁可に対しても反対した。NATO唯一のイスラム国で、世俗主義を唱える民主主義国家であるトルコの首相エルドアンは、トルコの周辺地域を新たに構築することのできるリーダーである」
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:18989 )