占いを行っていた偽装美容院が摘発:容疑者、4年間にわたる詐欺を自白(上)
2010年04月29日付 Jam-e Jam 紙
美容院を立ち上げては占いを行い、人々に詐欺をはたらいていた若い女が逮捕された。
ジャーメ・ジャム紙のレポートによると、先週ある女性がザーヘダーンの公安警察を訪れ、美容師の女を占い・詐欺容疑で訴えた。
訴えをおこした女性は、事件の詳細について、警察に対し次のように語った。「私の夫は品行が悪く、いつも私に暴力を振るっていました。何度も彼と別れようと決心しましたが、別れることができずにおりました。ある友人宅に行った日のこと、友人は私に、ある占い師の女性のところに行き、そこで彼女に祈祷書を書いてもらって、私の抱える問題を解決してもらってはどうか、と提案してきました」。
訴えを起こした女性は、次のように続けた。「この話を聞いて、私はある美容院で占いを行っているという、占い師の女性に会うことにしました。私と面会すると、占い師の女性は、見知らぬ女が私に呪いをかけており、これこそが私と夫の不和の原因だ、などと指摘してきました」。
「彼女を信用して、合計200万トマーン(約20万円)を支払い、それと引き換えに幸運の処方箋3通をもらいました。そして占い師の言ったことにしたがって、それらを利用しました」。
女性はこのように述べた上で、さらに「2週間が経ちましたが、幸運の処方箋は効き目を発揮せず、私の夫の品行・態度は悪くなる一方でした。そこで私は、占い師の女性が経営していた美容院に行くことにしました。ところが、占い師はすでにその場所を引き払い、雲隠れしていたのです」と訴えた。
この女性の訴えを受け、司法は本件を捜査することを決め、ザーヘダーン公安警察による捜索が開始された。
捜査員らがこの逃走中の犯人を追う最中、他の女性たちからも警察センターに同じような相談・訴えが提出された。
つづく
この記事のつづきはこちら
関連記事(「呪いを解く鍵」のお値段、なんと600万トマーン:女詐欺占い師、現在逃亡中)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:長島太郎 )
( 記事ID:18992 )