CHP、憲法改正を是が非でも阻止する構え―提訴も辞さず
2010年05月01日付 Yeni Safak 紙
憲法改正案の中にある3つの条項とそれに付随する11条項の削除を望む共和人民党(CHP)は、(法案が)トルコ大国民議会(TBMM)を通過した場合、憲法裁判所に提訴するつもりである。CHPは、憲法改正に関し憲法裁判所に提訴することを決めている。CHP関係者から得た情報によると、本案が2回目の審議で(通過した)のちアブドゥッラー・ギュル大統領が承認すれば、この問題を憲法裁判所提訴するとされている。その際、今回の審議過程で問題となっている一部条項のみではなく、全草案を憲法裁判所の判断に任せるつもりである。
■必要な110名分の署名を集める
CHPのバイカル党首は、憲法改正の反対運動を続け、法案の議会通過とギュル大統領による承認の後に憲法裁判所に提訴するつもりだと述べた。バイカル党首は、今回の憲法改正案が憲法内の不可変の条項にも反しているとし、憲法改正に対する反対運動を、トルコ大国民議会と憲法裁判所で(続け)、もし国民投票に進めばトルコ全土で実施するつもりだと伝えている。
CHPが憲法裁判所に提訴するためには110名分の(国会議員)署名が必要となる。しかし、CHPには国会議員は97名である。CHPは、残りの13分の署名を得るために民主左派党(DSP)や無所属議員との接触を続けている。バイカル党首は、110名分の署名を容易に集められるだろうと述べた。
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( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:19012 )