国の戸籍庁長官は、イランの人口を7287万4050人と発表した。しかし、今回発表された都市部と農村部の人口分布は、国の最新の国勢調査に基づいて発表されたイラン統計センターの統計とは食い違いを見せている。
モハンマド・ナーゼミー=アルダカーニー氏によると、国家人口局の情報に基づく昨年のイランの人口は、7287万4050人で、そのうち都市部の人口は57.48%、農村部の人口42.52%であった。
しかし85年〔西暦2006年〕、イラン統計センターの当時の長官は第6回国勢調査の結果を説明するなかで、国の人口は7000万人を超えたことに言及し、「国の全人口のうち、都市部の人口は68.4%で、農村部の人口は31.5%、非定住者の人口は0.1%である」と述べていた。
当局者らの証言によれば、我が国では「逆移住」、すなわち都市部から農村部に人口が移動するようなことは考えられず、3年間で農村部の人口が31%から42%に増加する可能性は存在しないという。また、都市部や農村部の人口比率が5%も上下するというのも、普通では考えられないことである。
〔後略〕
関連記事(人口増加に賛成?反対?)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:渡部智士 )
( 記事ID:19028 )