タジュリーシュ広場で女性の着衣の乱れに抗議するデモ(その1)
2010年04月29日付 Jam-e Jam 紙

ヘジャーブの適正な着用を主張する1500人の人々によるデモ行進が、昨日の朝9時30分に〔テヘラン〕第一区にある教育省の前から始められた。

 ILNAの報道によると、小・中・高校の児童・生徒、ならびにバスィージ(民兵組織)に籍を置く教育関係者たちからなるデモ参加者らは、

「我が姉妹たちよ、我が姉妹たちよ、お前のヘジャーブは名誉、その報酬は寛大なる天国」、
「我らがアーシューラーの娘は、ザフラーのヘジャーブを身につけ、ザフラーを守護する者なり、我らはイランの誇りなり」、
「美しき永遠なるヘジャーブに向けて前進せよ」、
「女たちよ、ファーテメがお前にこのように語りかけている、女にとって最も価値のある飾りはヘジャーブを守ることだ」、
「我が妹よ、国境を守る者たちの服装はそこにある、ヘジャーブをかぶって、国境を、自身の存在を守れ」、
「ヘジャーブを脱ぎ捨てた者(ビーヘジャーブ)よ、貞節を守らぬ者よ、恥を知れ、恥を知れ」、
「堕落を世に広めている輩こそ、バッドヘジャーブなのだ、バッドヘジャーブなのだ」

などのシュプレヒコールとともに、〔テヘラン〕第一区にある教育省とイマームザーデ・サーレフ廟までの距離を行進した。
〔※訳注:「ザフラー」とは預言者ムハンマドの娘で初代イマーム・アリーの妻であったファーテメ(ファーティマ)の別名。「アーシューラー」は、第3代イマーム・ホセインらが、イスラーム共同体の指導者の地位を簒奪したとされるウマイヤ朝によって惨殺された日のこと。「バッドヘジャーブ」はイスラームで良いとされる慎み深い服装(ヘジャーブ)が乱れた女性のことで、「ビーヘジャーブ」はヘジャーブをまったく着用しようとしない「ふしだらな」女性のこと〕

 このデモは、ヘジャーブ活用研究計画センター(ゴムのレイハーネ・アンナビー協会)とテヘラン市役所の協力のもと、行われたものである。

 昨日、「貞節とヘジャーブ」政策を支持するために、タジュリーシュ広場に集まった生徒やバスィージ教育関係者たちは、イベントの終わりに声明を読み上げ、各学校にヘジャーブの文化を根付かせるよう要求した。

〔中略〕

つづく


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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:19029 )