バフチェリMHP党首、民族派青年のためにスポーツクラブ創設
2010年05月05日付 Zaman 紙

 ウルキュジュ(民族主義者行動党の思想を支持する民族主義的な人々)の若者を街頭でのけんかから遠ざけるため、「武器ではなくコンピュータを使いなさい」と呼びかけを行った民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、この問題において新たな一歩を踏み出した。バフチェリ党首は、ウルキュジュの若者のために、「チュルクギュジュ・ウルキュスポル」という名のスポーツクラブを創設させた。

 バフチェリ党首は、ウルキュジュの若者がスポーツという舞台に立つだろうと、そして自身らが創設するスポーツクラブの名がチュルクギュジュ・ウルキュスポルであると述べ、「クラブの名にトルコという単語が入ることについて内務省からの見解が待たれていた。肯定的な返答が来た。若者たちのためスポーツクラブは創設されたことになる」と話した。

 クラブが5つの主要なスポーツ種目で活動すると述べたバフチェリ党首は、それらを列挙し「サッカー、バスケットボール、バレーボール、テコンドー、そして合気道」と述べた。

■ライフル射撃はなし
 バフチェリ党首は、クラブにおいてライフル射撃がスポーツ部門に含まれるか否かについて、次のように話した。「ライフル射撃はスポーツ部門に含まれない。異なった形で関連づけがなされ誤った解釈が出されることを我々は望んでいない。このためライフル射撃はスポーツ部門に含まれない。我々は5つの主要な種目にとどめる予定である。目下、運営委員会が設立中である。今後スポーツ分野ごとの運営者や監督が決定されていく予定だ。
 現在は専門家らとの接触が行われている。当該種目において熟練した人物らと交渉が行われている。おそらく初めにサッカーチームで我々は急速に前進するだろう。これらのチームはアマチュアリーグでは楽に闘っていくことのできる水準になるだろう。さらに前進することを我々は願っている。」

■エンブレムは灰色の狼
 バフチェリ党首は、クラブのエンブレムが小さな灰色の狼の絵であると述べ、「赤と白のセルジューク期のモチーフの中心に、三日月と星、そして小さな灰色の狼の絵がある」と話した。

 民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、「以前我々は、若者が街頭でのけんかではなく、彼らの教育が発展した世界と足並みを揃えることを望んでいた。この方向では成功もした。今我々は、若者のエネルギーを街頭でではなく、(スポーツの)舞台で発揮させるための試みを開始した。この点においても我々は成功へとたどり着くであろうと私は確信している」と話した。

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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:19041 )