社会に警鐘を鳴らす尊属殺人の増加(2)
2010年04月28日付 Mardomsalari 紙
実際、このことをめぐる重要な問題の一つに、『家族の名誉』をめぐる問題がある。テヘランには、異なった民族性や規範を持ったさまざまな人々が存在している。彼らは、農村部など様々な場所からテヘランにやって来て、ときにスラムに居住したりしている。
いずれにせよ、こうしたことから、このような人々は都会での暮らしに適さないような独自の文化的信念をもっていたりする。例えば、〔一部の文化では〕父親や兄弟は、「娘や姉妹が強姦された」、さらには「〔娘や姉妹に対して〕家族の名誉に関わるような視線が送られた」と思い込んでしまうと、彼女を殺してしまうことがあるのだ。そうすることで、家族の被った不名誉がそそがれると考えるのである。
( 翻訳者:小原智恵 )
( 記事ID:19058 )