警察、首都に生息するならず者どもに対し「夜の反攻」を敢行(下)
2010年05月06日付 Iran 紙
同氏はまた、次のように強調した。「こうした者どもは過去の行いを悔い改め、懺悔しなければならない。まだ取り締まりを受けていないならず者どもには、一週間の猶予を与える。彼らはこの間に悔い改め、警察情報センターに出頭しなければならない。もちろん、こうした者どもの懺悔を受け入れるためには、地域の名士や宗教指導者、バスィージ部隊、ならびに区の評議員による確認が必要となる。また、前述の者どもには、裁判所で裁かれた前歴があってはならない」。
大テヘラン治安維持軍司令官はさらに、ならず者どもに対し、「もし彼らが悔い改めることなく、自らの行動を続ける場合には、今後数日の間に、彼ら全員に対して厳しい取り締まりを行う」と警告した。
同司令官は市民に対し、こうした者どもを目撃した場合は、ただちに110番警察に知らせるよう求め、通報があり次第、警察官らが現場に急行し、彼らの取り締まり・逮捕を行うと述べた。
サージェディーニヤー司令官はまた、「89年ならず者取り締まり計画」の第一段階はすでにテヘランで開始されていると指摘し、「この計画は近々、テヘラン以外の都市でも行われるだろう」と述べた。
テヘラン西部で悪党どもが逮捕
本紙記者の報告によると、水曜日の早朝に行われた作戦の一環として、隊員らはテヘラン西部で悪名高い≪H・M≫の自宅を包囲した。悪党の若者はゴドゥス団地にある建物の改修と称して、同地区にあるアパートを占拠し、そこを犯罪者仲間のたまり場としていた。
救援部隊の隊員らは、この建物に悪党の若者がいることを確認した上で、不意打ち作戦を敢行、建物の中に突入した。そして2人の舎弟とともに、男を逮捕した。
地域住民によると、≪H・M≫とその一味は、脅迫して若い女性たちを彼らの隠れ家に連れ込み、抵抗する者があれば、その人物を瀕死の状態になるまで殴打していたという。
隊員らはまた別の作戦のなかで、≪製薬地区≫と呼ばれる地区で「堕落の館」〔※売春宿のことと思われる〕を営んでいた前科もちの悪党を逮捕した。悪党の男は、地域の住民2名をナイフで切りつけ、怪我を負わせていた。
逮捕された者たちからは、刀剣類や武器、アルコール飲料、密輸された薬物なども発見された。彼らは治安警察で立件された後、検察庁に移送された。
前を読む
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:19076 )