アフマディーネジャード「制裁のことなど心配していない」:米PBSとのインタビューで(上)
2010年05月05日付 Mardomsalari 紙

アフマディーネジャード大統領は、イラン核問題は政治的な問題であり、法律上の問題ではまったくないと指摘し、「もしイランの核計画について協力をしようというのであれば、誠実に行動すべきだ。アメリカ政府は自身のやり方を変える必要がある。なぜなら、こうしたやり方はすでに破綻しているからである」と述べた。

 ISNAの報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は、アメリカのテレビ局PBSとのインタビューのなかで、イランではオバマ氏について悲観する声が非常に大きくなっていると指摘し、「オバマ氏は圧力に屈するべきではない。決意を固めて、〔チェンジの理念を〕実行に移すべきだ。なぜならば、彼はアメリカ大統領であるからだ」と述べた。

 アフマディーネジャード大統領は米テレビ局の名物司会者チャーリー・ローズの質問に答える形で、〔核〕燃料の交換について、次のように述べた。「テヘランの原子炉は医療用ラジオ・アイソトープの生産のために、〔濃縮度が〕20パーセントの〔ウラン〕燃料を必要としており、われわれは規約に従って、これをIAEAに要求した。しかし彼らは規約に反して、このパーセンテージの燃料〔=20%に濃縮されたウラン〕はより濃縮度の低い燃料〔=濃縮度3.5%のウラン〕との交換で提供する、といってきた。彼らはその後も、複数の条件を付けてきたが、こうしたやり方は不正である。なぜならば、〔ウラン燃料の〕売り手は条件を設けてはならないからだ。しかし、彼らは条件をつけてきた。さらに彼らは自身のプロパガンダのなかで、イランが爆弾を作らないよう、ウランをイランから排除するつもりだ、などと吹聴した!」。

 アフマディーネジャード大統領はさらに、「われわれには、〔核〕燃料を交換する用意がある。しかし交換は、合意の下でなされなければならない」と明言した。

〔中略〕

 アフマディーネジャード大統領はさらに、次のように語った。「一部の者は、『われわれと取引せよ、さもなくばわれわれはあなたを制裁する』などと吹聴している。世界の新秩序は、こうした状況を遺憾に思わなければならない」。

 同大統領は、クリントンの反イラン発言について、質問に答える形で、「クリントン夫人はおしゃべりが過ぎるようだ。彼女の発言に対して、われわれが反応を示す必要はまったくない。イランはIAEAと十分協力していない、などというご自身の主張について、彼女はきちんとした証拠を示すべきだ」と述べた。

〔中略〕

つづく


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( 翻訳者:山本和代 )
( 記事ID:19078 )