エルドアン首相、バイカルの「政府の陰謀」主張を一蹴
2010年05月10日付 Yeni Safak 紙
共和人民党(CHP)党首デニズ・バイカルの辞任に関して、「驚いている」と話した。エルドアン首相は、隠し撮りされた映像がインターネット上に公開された後(映像の流出を)食い止めるよう交通相に指示を出したと述べた。
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、CHP党首デニズ・バイカルが党を辞任することに関して、「みんな驚いている。野党第一党であるCHPの党首に関する進展を全トルコ国民のように本当に私も不安と驚きをもって見守っている」
当初から基本的な立場を誠実に明らかにしてきたとする同首相は、「憲法改正案を審議中の国会で、改正案全体に関する投票の直前に議場の外でこのニュースを聞いた。私は映像を見なかったが、それを聞いてすぐに交通相に指示をだし、一刻も早く食い止めるために出来る限りのことをするように申し付けたものの、このような驚くべき展開に至った。公衆道徳を害するこのような映像の公開を政府として傍観することは当然できない。我々は本件により厳しい態度で臨んでいることは申し上げたとおりである。このような隠し撮りや醜い映像がインターネット上で公開されることは、法的に受け入れられるものではない。基本的に、いかなる問題の拡大よりもさらに劣悪なものであると考えている。騒動を聞いたときから、然るべき指示を出してきた」と述べた。
■エルドアン首相の発言の概要
この醜い映像の流出の阻止に努めている。この映像が一般家庭に与えるダメージを阻止するよう努めている。
このような特別な状況を政治に利用しないよう党員に言明した。
CHPの幹部たちの争点を摩り替えようとする戦略は、騒動の重大さを覆い隠すことはできない。
バイカル党首が否定をしないことは我々を一層悲しませた。
自身の過失と無策を我々のせいにして政治化しようとする代わりに、然るべき成熟した対応を行うべきである。
資料と情報があるのであれば、直ちに関係機関に提出すべきである。
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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:19083 )