バイカル辞任をめぐるエルドアン発言にCHPから反論
2010年05月10日付 Hurriyet 紙
共和人民党(CHP)会計責任者で党のスポークスマンを務めるムスタファ・オズユレキ氏は、CHP党首職を辞任するデニズ・バイカル氏にたいするエルドアン首相の発言に反論した。
共和人民党(CHP)スポークスマンのムスタファ・オズユレキ氏は、デニズ・バイカルCHP党首が午前の会議で「犯人は名乗り出ろ」と述べたと明らかにする一方、会見でエルドアン首相が犯人であると示唆したと話した。また、オズユレキ氏は、バイカル党首がフェトフッラー・ギュレン氏と電話で会談し、ギュレン氏がバイカル党首に対し「私たちは今回の件に関係していない」と話したと加えた。
オズユレキ氏は、さらに、バイカル党首が復帰するために、幹部らが署名を集め始めたという報道は誤報であると述べ、これについては党の最高機関である総会で決議されるだろうと述べた。
共和人民党(CHP)中央執行委員会での会議に続き記者会見を行ったオズユレキ氏は、党首職にはジェヴデット・セルヴィ氏が代理として就任することになると話した。これについては明日の党会議で最終的な判断がなされ、中央執行委員会の提案が党議会で可決されることになると説明した。
これは大きな闘争であり、単なるお芝居ではないと強調するオズユレキ氏は、「バイカル党首とCHPを亡きものとするためのお芝居である。しかし、CHP党員は注意と献身により、互いに団結し、この攻撃を乗り越える所存である」と語った。
■110名分の署名を集める!
オズユレキ氏は、憲法改正案を憲法裁判所に提出する手続きを進めていると話し、110名分の署名を集めるためにあらゆる労力を惜しまないと繰り返した。
オズユレキ党員は、明日の共和人民党(CHP)会派会議において議員らに事態の進展状況について説明し、近日中に県党支部長会議を開催して県組織に対し説明すると述べた。また党会議についても臨時集会が招集された。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:19085 )