300万枚の違法CDが発見、180人の密売人が逮捕:テヘラン警察長官が明かす
2010年05月11日付 Mardomsalari 紙

テヘラン警察長官は、300万枚の違法CD・DVDが発見されたことを明らかにし、反文化的な物品を流通させていた業者180名が逮捕されたと述べた。

 ISNAの報道によると、ホセイン・サージェディーニヤー司令官は昨日、首都で行われた「反文化的物品処分会」に出席し、土曜日からテヘランで第3次社会的安全計画が開始されたことにふれ、「これにもとづき、違法猥褻CDの製造・流通・販売業者に対する取り締まりが行われた」と語った。

 同司令官は、これらのCDを提供・流通させている180の事業者の存在がテヘランで確認されたと指摘し、「これとの関連で、オリジナルのフィルム20万枚が押収され、違法CD300万枚が発見された。これらの押収品はすべて昨日、処分会で廃棄処分された」と続けた。

 テヘラン警察長官は、今回の計画は首都における「道徳的安全計画」の第一段階に位置づけられるものだと述べ、「この計画は市民、そして国会議員らの求めに応じて実行されたものである。警察では、これらの反文化的物品を流通せしめる行為は組織犯罪の一部だとみている」と語った。

 同長官はさらに、これら禁制品を製造・流通・販売していた業者180名が首都で逮捕されたことに言及し、「警察の捜査で、このうち3分の1は〔禁制品の〕密造・密売団の主要構成員の一部であったことが分かった」と述べた。

 テヘラン警察長官は、国内産映画の違法頒布行為に対する取り締まりでは、過去2年間、良い仕事が行われたと指摘し、「この問題に対する警察の取り締まりは、今後も力強く続けられていくだろう」と明言した。

 同長官はさらに、「ならず者取り締まり計画」についての質問に答える形で、「警察が自首のために、1週間の猶予をならず者に与えることを発表してから現在までに、約30人のならず者が治安警察のもとを訪れ、〔これまでの自らの所業を〕後悔していることを告白し、懺悔を行った」とも述べた。

 テヘラン警察長官によると、これらの者たちはまた、このこと〔=自らの所業を後悔し、悔い改めたこと〕について、専用の用紙に〔誓約文を〕したためたという。

 ISNAによると、長官は「警察は来週初め〔=5月15日〕から、ならず者取り締まり計画の新段階を首都で実行する。これにより、ならず者どもには、厳しい取り締まりが行われるだろう」と述べた。

(以下略)

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( 翻訳者:長島太郎 )
( 記事ID:19113 )