「バイカルの復帰は論外」CHP内部から執行部批判発言
2010年05月14日付 Radikal 紙

デニズ・バイカル氏が共和人民党(CHP)党首を辞任し、党執行部から復帰を求められていることに対し、イスタンブル選出国会議員であるアリ・トプズ議員がCHP内部から初めて批判した。トプズ議員はバイカル氏が辞任した事に触れ、現在バイカル氏を復帰させる道が模索されているが、もしも彼が復帰したならば党に害を与えることになるだろうと語った。

トプズ議員は、デニズ・バイカル氏が党首に復帰することは党に害を与えることになるだろうと話し、辞任は素晴らしい判断だったが、のちに復帰を模索し始めたと説明した。同議員はバイカル氏の復帰は党にまったく利益をもたらさないだろうと述べ、この問題が解決するまでバイカルの前途が開ける可能性はなく、CHPは同氏の復帰について検討すべきではないと語った。

トプズ氏は、新党首の選出にあたってバイカル氏と執行部は影響力を行使してはならないと述べ、「もしも党首の選出に彼らが介入したら、これに対して大団結して新党首が選出されるでしょう。これにより党は一新し、社会と融和することができるでしょう。そうなればCHPは明確な政権政党候補となりうるのです」と語った。

■ 記者会見を中止

トプズ議員は、13:30に予定されていた記者会見をぎりぎりになって中止した。「展開を見たいと思います。記者会見はその後行う予定です」と話し、「デニズ氏は辞任しました。新党首を選出する予定です。前を見なければなりません。このように制限を加え許可を取ることは歓迎されることではありません」と語った。

■ 制限を加えて許可をとることはよいことではない

トプス議員は、バイカル氏が復帰しないべきだと発言し、次のように続けた。「不自然な方法、無理強いではだめです。ある状況があり、静観せねばなりません。(事前に)制限を加え、禁止し、許可をとることはよいことではありません。ある事件が発生しました。これを元には戻せません。デニズ氏は辞任しました。我々は新党首を選び今後をみます。CHPでは『誰も彼の地位を埋めることはできない』というのは受け入れられません。」

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:19117 )