恵み深き聖イスタンブル―トルコ・イスラム美術博物館で特別展
2010年05月16日付 Zaman 紙
イスタンブルの水と水文化のことなら全て「命の水~過去から現在へ イスタンブルの水と水文化~」特別展で知ることができる。5月13日にトルコ・イスラム美術博物館で芸術愛好家たちに向けて開かれた特別展は7月20日まで開催される。
イスタンブルにおける水と水文化といえば何を思い浮かべるだろうか?皆さんが必ず一番に挙げるのは水汲み場だろう。そのように、歴史的な場所で一歩進むごとに見られるオスマン帝国時代の数々の美しい水汲み場は、イスタンブルの水文化が公的、また私的な様々な場面でどのような存在であったかを最も良く示している。イスタンブルにおける水文化に関する話で皆さんを疲れさせるのはこの辺でやめておいて、この文化を完璧なまでに展示している特別展についてお話しよう。アデル・アルマチュル・バルブ工場株式会社とトルコ・イスラム美術博物館の共同プロジェクトの「命の水~過去から現在へ イスタンブルの水と水文化~」特別展は先週の木曜日にトルコ・イスラム美術博物館で芸術愛好家たちに向けて公開が始まった。2010年ヨーロッパ文化都市エージェンシーもこの特別展を支援している。展示されているものの中には歴史的な蛇口、水差し、水がめ、旅行用カップ、碗、風呂文化に関連するタオルや石鹸皿、銀メッキの風呂場用木靴など様々な品がある。トルコ・イスラム美術博物館の目録にある記念碑として作られた水汲み場や勅令、水に関する許可、水道の地図も、初めてこの特別展で展示される。加えてマフムト二世の名において記念碑として作られた水汲み場もこの特別展の展示品の一つである。アデル・アルマチュルに関する150のコレクションの所有者であると同時にアデル・アマチュル運営委員会副委員長のエルジャン・トプチュ博士はこの記念碑の水汲み場が博物館の倉庫で傷のついた状態で保管されていたが、特別展のために修復され、博物館とイスタンブル市民へ渡ったと語った。この特別展はトルコ・イスラム美術博物館で今年の5月14日から7月20日までの間、無料で見ることができる。
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( 翻訳者:清川智美 )
( 記事ID:19135 )