UNRWA、財政状況を理由に事業中止のおそれ
2010年05月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ UNRWA、財政状況を理由に事業中止のおそれ

2010年05月13日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ガザ】

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリッポ・グランディ事務局長は水曜日、UNRWAが厳しい財政状況にあることを明らかにし、必要とされる財政支援が行われなければ事業を中止せざるを得ないと危惧を示した。

グランディ氏はガザ地区北部のバイト・ラーヒヤーにあるパレスチナ難民のための学校において記者会見を開き、UNRWAの財政状態はきわめて厳しく赤字額は1億7千万ドル以上に上ると述べた。

グランディ氏が明らかにしたところによると、UNRWAが中東地域において3ヶ月間難民を支援する様々な事業を行うために国連は緊急に9千万ドルが必要である。

またグランディ氏は、UNRWAの予算の支援のためにアラブ諸国の寄付が重要だと強調した。

グランディ氏は建築に必要な物資をガザに搬入することが必要だと述べ、ガザの子どもたちには世界中の全ての子どもたちと同じように教育を受ける権利があるため、UNRWAはガザ地区に学校100ヶ所を建設する必要があると述べた。

また、パレスチナ側からイスラエル領内に打ち込まれる地元製のロケット弾発射を止めさせるために2008年末から2009年初めにイスラエルがガザ地区に対して行った軍事攻撃に言及し、「対ガザ戦争から1年半を経て、UNRWAはガザに建築物資を入れることができないという惨状に直面している」と述べた。

イスラエルは2007年6月にイスラーム抵抗運動「ハマース」がガザ地区を制圧して以来、同地区の封鎖を続けている。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:19138 )