■ムバーラクとナポリターノが明日、地域情勢について協議
2010年05月17日付『アル=アハラーム』(エジプト)HP1面
【ローマ:ムフタール・シァイーブ】
エジプト大統領フスニー・ムバーラクとイタリア首相シルヴィオ・ベルルスコーニーは明後日、2008年にローマで始動した両国間の戦略的パートナーシップの一環として、第3回となる首脳会談を行う。第2回目の首脳会談は昨年開催されている。
両国の閣僚も複数参加する今回の会談では、さまざまな分野で24の合意が調印される見込み。
イタリアのジョルジョ・ナポリターノ大統領は昨日声明を発表し、ムバーラク大統領がイタリアの首都ローマを訪問し、二日間滞在することは喜ばしく、この訪問は両国の際立って良好な関係に基づくものであると述べた。また、エジプトは地域的にも国際的にも主要国であり、その指導的な役割と卓越した地位ゆえに、危機の収拾や紛争の調停に際立って重要な役割を果たしていると述べて、中東地域における安定と包括的和平を実現するためにエジプト外交が果たしている役割を称賛した。
ムバーラク大統領は、明日ローマに到着し次第、ナポリターノ大統領との協議を開始する。その協議では、両国関係に加え、エジプトとEUとのパートナーシップおよび地域の諸問題、とりわけ和平プロセスの再生に向けた努力やイラク、スーダン、ソマリアの状況、イラン核開発問題が取り上げられる予定である。
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( 翻訳者:酒井優 )
( 記事ID:19153 )