■非常事態法への抗議者たちにハイレベルの治安対応
2010年05月12日付『アル=アハラーム』(エジプト)HP1面
【ガマール・アブー・アル=ダハブ、ヘバ・アリー・ハーフィズ記者】
昨日、複数の人民議会議員や政治勢力、政治活動家の一団が、人民議会前で抗議のスタンディングを行い、非常事態の適用を延長する決定に抗議した。非常事態の適用はテロ対策および麻薬対策の場合に限られ、延長期間は2年とされた。
カイロの治安当局は、デモ隊の中に暴動を扇動するものがひそかに入り込むことを防ぐため、デモ隊に対して治安維持の非常線を張った。カイロ地区担当の内務大臣第一補佐官は、デモ隊への丁寧な対応を士官たちに指示した。
一方、デモに参加した議員らは声明を発表し、国家非常事態宣言の延長を拒否すると断言した。
またヘルワーン地区住民の一団も昨日、人民議会前の歩道で抗議のスタンディングを行ったが、これはヘルワーンに割り当てられている第25選挙区を分割するという案を含んだ人民議会選挙区の改変案を内閣が承認したことに反対の意思を表明するためのものであった。この選挙区からは彼らが支持するムスタファ・バクリー議員が選出されている。
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( 翻訳者:大橋泰斗 )
( 記事ID:19158 )