CHPの77県支部長、「クルチダルオール支持」表明
2010年05月18日付 Radikal 紙
5月22日~23日に行われる共和人民党党大会の前に県支部長らは党本部の招集を受け一堂に会した。会議では党大会のやり方が検討され、その中で「ケマル・クルチダルオール」という名前があがった。
共和人民党の県支部長たちの会議で、ケマル・クルチダルオール氏への支持決定が出た。意見を表明した81名の県支部長のうち77名は「デニズ・バイカル氏」が候補者となることにを不適切とし、立候補を表明したクルチダロール氏を支持した。現在入手している情報によると、イズミル、サムスン、アール、アンタリヤの県支部長はバイカル氏が立候補者となることを望んだ。
■「バイカル氏には名誉党首になってもらいたい」
会議で県支部長の多くはケマル・クルチダロール氏を支持した。共和人民党のイスタンブル県支部長であるギュルセル・テキン氏は、イスタンブルの39区のうち34区がケマル・クルチダルオール氏を支持していると述べた。共和人民党の県支部長会議で発言したテキン氏は、ケマル・クルチダロール氏の立候補を支持していると表明した。クルチダルオール氏を支持する県支部長らは、「バイカル氏には名誉党首になってもらいたい。彼に対し陰謀が行われたのであり、私たちは党首の味方です。私たちは彼を傷つけることを許しません。しかし、立候補過程があります。バイカル氏も立候補過程をこのような方向で終止符を打ちました。党首候補は一人がいいのです。私たちは党首に好意を示していますが、ケマル・クルチダルオール氏の立候補は興奮を巻き起こしました。ケマル氏となら政権に向かって歩んでいけます。ケマル氏を支持しましょう。」と意見を述べた。
■ バイカル氏の立候補は適切と思えない
会議後、次のような発表がなされた。
「中央執行部の呼びかけに応じ集まった81名の県支部長は次の決定をした。この決定は、77名の県支部長の賛成を得ている。下に署名を行った我々県支部長は、バイカル党首に向けて恥ずかしくも行われた陰謀に対し、争いを続けている。しかし、この段階で現党首の再立候補が(党本部により)検討されていることは適切とは思われない。私たちは、ケマル・クルチダルオール氏の立候補を支持している。アンタリヤ、アール、イズミル、サムスンの県支部長を除く我々77名は党大会でケマル・クルチダルオール氏を支持する。」
■バイカル氏は面会の求めを断った
共和人民党の県支部長らは会議で、「バイカル氏を訪問しよう」という提案を協議事項に入れた。現在入っている情報によると、その意見にもとづきバイカル氏は電話を受け、県支部長らが訪問したがっているということを聞かされた。バイカル氏はというと「今日は都合がよくありません。」と答えたことが明らかになった。一方、バイカル氏を訪問するという提案の件で、県支部長らの間で意見の相違があったことがわかった。一部の県支部長らは、「会見する前にバイカル氏を訪問しよう。」と話した。しかしこの提案は承認されなかった。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:19164 )