パルヴィーン・アフマディーネジャード「ヘジャーブの乱れた者たちには、最も厳しい刑罰で対処すべき」
2010年05月16日付 Mardomsalari 紙
テヘラン市議会の計画予算委員会の委員であるパルヴィーン・アフマディーネジャード〔※アフマディーネジャード大統領の姉妹〕氏は、「ヘジャーブと貞節計画に従い、ヘジャーブに対して頑強に反抗する者たちには、厳しく対処しなくてはならない」と語った。
アフマディーネジャード氏はILNAの取材に対し、社会におけるバッドヘジャービー(ヘジャーブの乱れ)現象の出現は3つのグループに分類されると言明し、次のように力説する。「まず、〔ヘジャーブに対して〕頑強に反抗するグループがいる。次に、金銭を受け取り、あらかじめ決められた計画にしたがって町の通りを〔ヘジャーブの乱れた姿で〕一日中歩き、バッドヘジャービーという害悪を社会に根付かせることを組織的に義務づけられたグループがいる」。
彼女は3つめのグループとして、無知が原因でヘジャーブが乱れているような人々について言及し、「一部の人々にとっては時に、バーザールで適当な衣服が見つからないことがある。そのために、彼女たちは安価で不適切な服装を身にまとってしまう。女性達がこのような衣服を買い、身にまとってしまうのは致し方ないことなのである」と述べた。
同氏は、盲目的に習慣に従ってしまう人々に対しては、文化的な事業を行うことが必要だと指摘し、こう続ける。「宗教的な社会に相応しい、安価で適切なデザインの衣服がバーザールで売られているべきである。頑強に反抗するグループとは別に、〔知的〕怠慢からこの種の〔不適切な〕衣服をまとっているようなその他の人々に対しては、正しい道に導いてあげることが重要だ」。
テヘラン市議会計画予算委員会のメンバーである同氏は、ヘジャーブとは個人的・社会的権利の一つであると指摘し、「ヘジャーブを守ることと貞節を守ることは、互いに切り離して考えられるものではない。この原則を守ることで、社会に平穏と安全、発展と開発がもたらされるのである」と述べた。
同氏は、「ヘジャーブと貞節」計画は男性にも無縁ではないと指摘し、こう続ける。「男女が社会に参画する時、彼らには自らの人間的・精神的側面を社会に示す義務がある。肉体面をあらわにすることが求められているのではない。なぜなら、社会に肉体をさらすことは、国家にとって危険だからである」。
同氏は、〔ヘジャーブ、ないしはイスラーム共和国体制への〕敵意から敵対者を打ち負かそうと考えている人々については、「このような人々に対して、文化的配慮は無意味である。厳しく対処しなくてはならない」と語った。
アフマディーネジャード氏は、ヘジャーブと貞節計画の実行過程において、社会の若者たちが宗教やその価値観にうんざりしてしまうような懸念はないか、との問いかけには、「この計画の実行過程で、十把一絡げに取り締まりが行われるようなことはないだろう。違反者をしっかりと特定〔し、彼らだけを処罰〕するという形で、この計画の遂行が図られるだろう」と答えた。
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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:19199 )