CHPの新執行部からはずされたバイカル派の不満、ちらほら
2010年05月24日付 Radikal 紙

CHP(共和人民党)党議会の新しい顔触れが発表されると、議場全体から刷新支持派の喜びの声が上がった。一方執行部から外されたバイカル派の党員たちは不満と反発を表した。

CHP元スポークスマン、ムスタファ・オズユレキ氏:(新執行部メンバーの)リストに私の名前が載らなかったのは驚くことではない。私はメディアにおけるCHPの顔であった。今期は新しい顔が必要になったので、このような展開は自然なことだと受け止めている。党首が執行部を編成するのは当然の権利だ。リストではこの党において長年労をとった人々が十分に考慮されていないようだが、状況を鑑みるとこのようなリストが適切だったのだろう。大切なのは(選挙における)CHPの成功である。もはや野党でいることには疲れ、政権をとりたいと願っている。与党になるためには、個人主義は廃して党の成功のために各々が働かなければならない。私も最善を尽くす。不満はない。

元MYK(中央執行部)メンバー、サヴジュ・サヤン氏:オンデル・サヴ氏は「何も変わってはいない、今まで通り力を行使していく」と言い、リストに名を連ねた。サヴ氏の指図のせいでこのリストがクルチダルオール党首の前途を阻んでしまうことがないとよいのだが。クルチダルオール党首のような価値ある人間がいなくなっては困る。リストはオンデルさんの指示で作られたようだが、クルチダルオール党首は用心しなければならない。サヴ氏はやりたいことをやった、デニズ・バイカル氏を家に送り返した。クルチダルオール党首を送る先が、家でなく政権であるとよいが。バイカル氏に近い人間たちはリストから外された。因果応報とよく言うが、裏切りの果てに待っているのは壊滅だ。私は、大臣や国会議員になるために友人らを蹴落とし見捨てるくらいなら、政界を離れて家にこもる方がよいと思う。

CHPイズミル選出議員、ジャナン・アルトマン氏:リストに名を連ねた方々の成功を祈っている。党首は、少なくとも全体の四割の票を獲得して与党になることを目標に掲げた。しかしリストは(党を)統合させるようなものではない。また、(党はバイカル派を)締め出した状態で出発した。そしてこれは与党への歩みを遅らせるだろう。

CHPイスタンブル選出議員、メフメト・セヴィゲン氏:この交代を受け入れなければならない。新しいメンバーにチャンスを与えるべきだ。仲間たちに公平にチャンスを与えるべきだ。我々の目標は一つ、単独与党になることだ。

CHP副党首、ジェヴデト・セルヴィ氏:我々の代表者たちが適切だとみなしたら、その通りになる。適切かどうかは彼らが決める。この我々の仲間たちはよく働いてくれるだろう。我々の任務は彼らを補佐することだ。

CHPブルサ選出議員、オヌル・オイメン氏:素晴らしいと思う。リストは調和が取れたもののようだ。党議会のリストを作成したのがオンデル・サヴ氏かクルチダルオール氏かといった議論には加わりたくない。リストはクルチダルオール党首が今後友好的に活動するという証だと思っている。

新メンバーらは望みを抱いている
ギュルシュン・ビルゲハン氏:リストは左派全体を包み込んでいる。党大会は、CHPが左派の統一を成し遂げる唯一の政党であることを皆に示した。

エクレム・ケレム・オクタイ氏(新党議会の中で最も若いメンバー):国民はCHPを支持している。党議会はあらゆる立場の人々を受け入れている。

イズミル選出議員、メフメト・アリ・スサム氏:仕事に励むことを望み、(党を)支えてくれた仲間たちをリストに加えたようだ。

ブルサ選出議員、アブドゥッラー・オゼル氏:CHPで起きている変化は改革といってもいい。CHPは与党への道を歩んでいる。

元ムフティで党議会の新メンバーである、イフサン・オズケス氏:私がCHPの党執行部に入ったことで、CHPは反宗教的であると言う人々が間違っていたことが証明された。CHPは27年も単独でトルコを治めた経験のある党である。当時はホジャもムフティも宗教関係者はみんなCHP支持者だった。しかしその後(CHPは)宗教を政治の道具とし始め、あたかもCHPが宗教から距離を置いているかのような認識が生まれた。イスラムの教えをAKP(公正発展党)から学んだ人などいない。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:19217 )