通りで迷惑行為を繰り返す者たちの車両、2ヶ月間の一時没収処分に
2010年05月24日付 Jam-e Jam 紙
通りをうろつき、〔見知らぬ女性に声をかけるなどして〕市民の貞節・名誉を脅かす迷惑者たちを取り締まる計画が、昨日の夕刻からテヘラン市内で実施されている。
大テヘラン治安維持軍のホセイン・サージェディーニヤー司令官は、この計画の実施について、「社会的安全計画という枠組みのなかで〔警察の〕関心を呼んだ問題の一つに、通りをうろつく迷惑者たちへの住民の苦情があった。この問題を専門的に検討した結果、迷惑者の法的な取り締まりが、〔警察の〕任務に組み込まれることになった」と語った。
テヘラン警察長官はさらに、「司法と連携した上で、この計画を土曜日の午後から開始した。警察、特に覆面捜査官を〔通りに〕配置することで、市民の貞節に対して迷惑行為を働き、女性から安全と安らぎを奪っていた、通りをうろつく迷惑者らを特定し、逮捕した」と述べた。
サージェディーニヤー司令官はまた、「司法との連携の結果、今後、迷惑行為を働いた人物の車両は、司法命令によって2ヶ月間の一時没収処分となる予定だ」と明言し、さらに次のように述べた。「テヘラン警察長官として、次のように警告する。迷惑行為が頻発しているとの苦情が数多く寄せられている区域に、治安維持軍の隊員らを派遣し、迷惑行為を働き、規範を乱す者たちに対して、毅然とした態度で対処する。社会の規範が迷惑者どもによって無視されるような事態を、隊員らが見過ごすようなことは決してないだろう」。
テヘラン警察長官は、この計画は今後も続けられると強調して、「上記の計画は、警察によってあらかじめ汚染地区として特定された地域で、これからも継続される予定だ」と述べた。
サージェディーニヤー長官によると、適切なヘジャーブを着用していない女性が、特に迷惑行為の対象になりやすい、とする調査結果が出されているという。こうしたことから、各家族は子供たち〔の素行や服装〕の管理・監督により一層の注意を払うことが必要であろう。
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( 翻訳者:井口秀太 )
( 記事ID:19243 )