キルギス暫定政府「バキーエフ元大統領はトルコに隠れている」
2010年05月27日付 Hurriyet 紙


キルギス暫定政府は、解任されたクルマンベキ・バキーエフ元大統領はトルコに潜伏中であると発表した。キルギス政府は、「無実の市民の大量虐殺の責任を負うバキーエフ元大統領は遅かれ早かれ逮捕されるでしょう」と述べた。トルコ外務省は、「私たちにバキーエフ元大統領がトルコにいるということに関する情報は入ってきていません」との会見を行った。

キルギス暫定政府のアズィムベキ・ベキナザロフ副大統領は、「バキーエフ元大統領はベラルーシのミンスクを離れ、検察庁から入手した情報によると現在はトルコに潜伏しています」と述べた。

また副大統領はバキーエフ元大統領について、「無実の市民の大量虐殺の責任を負う犯罪者として、遅かれ早かれ私たちに降伏するでしょう」述べ、解任された元大統領の逮捕をインターポールに依頼したことを明かした。

AFP通信への会見を行った外務省報道官のブラク・オズゲルギン氏は、「私たちはバキーエフ元大統領のトルコ潜伏に関するいかなる証拠も、兆候も、情報も保持していません」と述べた。

バキーエフ元大統領は87人が亡くなった4月の大量虐殺後、初めはカザフスタンへ、そこからベラルーシへ逃亡した。

キルギスとロシアの通信社は、これまでにもバキーエフ元大統領が家族とともにアンタリヤで休暇を取っていたと主張したが、これは在キルギス・トルコ大使館によって否定された。

キルギス暫定政府は、4月の暴動において参加者の銃撃を命令したとして非難したバキーエフ元大統領の不逮捕特権を剥奪し、ベラルーシから彼の身柄が引き渡されることを望んだ。

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( 翻訳者:大門志織 )
( 記事ID:19248 )