クルチダルオール党首はなぜクルド人だといわなかったのか
2010年05月27日付 Yeni Safak 紙
共和人民党のクルチダルオール党首は、議会でなぜクルド人だと言わなかったのかを、ミリイェット紙のフィクレト・ビヤに説明した。
「クーデターはいつも共和人民党が政権に近い時期に起こったが、いつもそのツケは共和人民党に回ってきた。軍事クーデターを擁護することは絶対にできない。今私たちは、軍による監督ではなく、文民独裁という考えに怯えている。クルドという言葉を使うことが一つのテクニックであるなら、使ってもよい。私はクルド人であると言わなかったが、トルコ人であるとも言わなかったし、コーカサス人であるとも言わなかった。誰も無視されるべきではない。名前によってではなく、代表の票によって私は選ばれた」
フィクレト・ビラ記者が「あなたがバイカルの言葉を継承させ、エルゲネコン事件を擁護する人々を執行部に入れたとの批判があります。どうお考えですか?」と質問すると、クルチダルオール党首は「その批判には目を通しています。ある場所で不正があれば、それを批判するのは私たちの義務です。拘留が、実刑に変わっています。今、その批判を行った人たちの身に同様のことが起こった場合に、”私たちの扱いはよかった、これでよかった”と言うでしょうか?法治国家を守ることは、弁護士や検察とは関係ありません。私たちが言っているのは、特別な権限を持った裁判所を廃止するということです」と答えた。
クルダチオール党首は、共和人民党党会議に選ばれた一部のメンバーが党員ではないとの指摘に対しては「私は党の執行には関与していない。わからない。そのようなことが起こるとは思っていないが、もしそのような状況があるなら、反対する必要があったと思う。思うに、反対すべき期間は過ぎてしまった。特に長年にわたって党に尽くしてきた人たちが、党を弱体化させるような事柄についてより気をつけてくれることを期待している」と話した。
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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:19252 )